令和5年2月配信分
「手づかみ食べについて」(0~1歳)

寒い日が続きますが、お元気でお過ごしでしょうか。
暖かい春が待ち遠しいですね。

今月は質問の多い手づかみ食べについてです。
手づかみ食べは、大切な成長段階のひとつです。手に持って自分で口に運ぶことは、食べる意欲を高めることです。3回食に入ったらぜひ始めてください。
一日3回の食事のうち1回でもいいです。
スプーンなどの食具を使う前の段階として大事なステップです。

実際にスプーンを上手に使えるようになるのは2歳くらいからです。(個人差もあります。)まずスプーンは、手で持って適正な位置まで動かさないと口へ食べ物は、運べません。私たちおとなは、当たり前にできますが、まだ生まれて1年もたっていないのですからできるようになるまで時間はかかっても仕方がないことです。

手づかみ食べは、保護者のかたにとっては、散らかして片づけるのが大変というイメージかもしれません。でも手づかみ食べをしていくことでからだの機能も発達していきます。
赤ちゃんにとって手で触れるということは、柔らかい、硬い、暖かい、冷たいなどいろいろなことを感じることができます。これも大事な食育です。
特に柔らかいものはつかむ時、力を入れすぎると崩れてしまいますね。
何度も経験することで上手に持てるようになります。
持った食べ物と口との距離間も少しずつわかってきます。

また自分で口に入れる(はじめのうちはうまく入らないかもしれませんが)ことで自分の一口の適正量を覚えていきます。口の中にため込んだり、噛まずに飲んでしまうのは、自分の口で処理できる量がわからないことが多いためともいわれています。ここが抜けてしまうと丸呑みしやすくなるとも言われています。

さらに口に食べ物が入ったら噛んでいるときや飲み込むときに口びるを閉じて、もぐもぐごっくんできていれば上手にできたね!とほめてあげてください。これは手づかみ食べだけではなく、保護者の方が食べさせているときも同じなのでよく見てあげてください。
赤ちゃんの手づかみ食べの時の手の動きも初めは、口に手のひらで押し込む感じですが、だんだん指が使えるようになると指でつまめるようになります。

よく手づかみ食べはどんなもので試せばよいかとの質問がありますが、簡単なのは、食パンをスティック状に切ってだしてみてください。トーストしたほうが食べやすいかもしれません。あとはよく茹でた野菜スティックで大根、人参が簡単です。その後、身のしっかりした魚のムニエルややわらかめのお好み焼きみたいなもの、最後におにぎりや肉団子ならどうでしょうか。もちろん赤ちゃんの手で握れる大きさにしてください。

赤ちゃんは一日一日少しずつ成長しています。焦らず、ゆったりとした気持ちで、そして笑顔で(こぼして怒りたくなることもありますが)接してあげてください。

ここで健康課からのお知らせです。
★離乳食教室 (講義とデモと質疑応答、2回食と3回食は歯科講話もあり)
1回食 対象 およそ4~5か月のお子さんを持つ保護者
令和5年3月15日(水)10:30~11:15・11:30~12:15
2回食 対象 およそ6~7ヶ月のお子さんを持つ保護者
令和5年3月15日(水)14:30~15:45
3回食 対象 およそ8~11ヶ月のお子さんを持つ保護者
令和5年3月3日(金)13:30~14:45

★乳幼児健康相談(のびのび広場)
対 象:乳幼児・妊産婦
内 容:身体測定・育児保健相談・栄養相談・母乳相談
公民館東分館は奇数月のみ歯科相談を実施。
時 間:13:30~15:30
    (保健センターのみ9:30~11:00)
    貫井南分館3/1、婦人会館3/3、丸山台3/28、
    東センター3/15、保健センター3/9、3/23

★個別栄養相談
令和5年3月17日(金)13:30~15:30(30分間刻み、要予約)

健康課のある保健センターは、飲み物の販売機は設置しておりません。こちらへお出かけの際は、必ず飲み物をお持ちください。(近くにコンビニエンスストアがあります。)
このメールについてのお問合せは小金井市健康課( 042-321-1240 )へ

健康課では、健康や事業に関するツイッターも運営しています。母子事業について新規や変更のお知らせも掲載する場合がありますのでぜひご覧ください。
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