令和6年6月配信分
「お口の成長と虫歯予防」(2~3歳)

いよいよ梅雨入りですね。いかがお過ごしでしょうか。
今月は歯科衛生士から、歯の衛生週間にちなんで、お子さんの口腔と歯のお手入れについてお届けします。

2~3歳では、最後の乳歯の第二乳臼歯が一番奥に生え、上下合わせて20本生えそろい、乳歯列が完成します。
歯を使って噛むことが上手になり、硬いものや繊維のあるものも食べられるようになるので、大人に近い食事がとれるようになり、スプーンやフォークなどを使って食べることも上手になります。

いまお子さんの乳歯の下の顎の中では、永久歯が育っています。
歯のためによい、カルシウムやその他の栄養バランスのとれた食事にし、歯ごたえのある食べ物を多くしましょう。

おやつは、3回の食事でとりきれない栄養を補います。甘いお菓子やスナック菓子、ジュースや清涼飲料水ばかりにたよらないようにしましょう。
だらだら食いは、むし歯の原因にもなるので、おやつの時間と量は大人が決めてあげましょう。

これから夏にかけてジュースなど砂糖を多く含んだものを口にする機会が増えてくると思いますが、飲み物の砂糖量をご存知ですか?
ここでは、1本3グラムのスティックシュガーで換算したものをあげてみます。
スポーツ飲料100mlでは約2本、果物のジュース100mlでは約4本分、ドリンクタイプのヨーグルト100mlでは約4本分です。(食品成分表による)

おやつに甘い飲み物と甘い食べ物を組み合わせてはいませんか?
乳幼児期はいろいろな味を覚えさせて、何でもおいしく食べられるようにする大切な時期です。この味覚形成の時期に、早々と甘いものをあげてしまうと、甘いものばかり欲しがるようになり、野菜や魚などを食べなくなってしまいます。
「甘いもの好きの野菜嫌い」はこうして始まります。3歳ぐらいまでは遠ざけておきたいというのはこのためです。

3歳児健診でもむし歯がみられます。
糖分は、むし歯菌の養分になりますから、糖分の多いものをできるだけ控えるようにしましょう。そして朝晩の歯ブラシは忘れずにして下さい。
歯ブラシは本人用と、仕上げ磨き用の2本用意していただき、1本はお子さんに持たせ一人磨きの練習をしましょう。

もちろん仕上げ磨きは、おうちの人が寝かせ、仕上げ磨きをして下さい。
むし歯になりやすい歯と歯の間、歯と歯肉の境、奥歯のみぞは気をつけて磨きましょう。
上手に磨けたらたくさん誉めてあげるとお子さんの次の励みになると思います。
まだまだ2~3歳の時期は、甘みや塩分の強いものを習慣的にとるのは避けたいところです。舌が強い味に慣れてしまうと、偏食のリスクが上がってしまいます。
是非、今の時期に楽しく食べて、楽しく歯ブラシをする習慣を身につけたいですね。

ここでこども家庭センターからのお知らせです。
★乳幼児健康相談(のびのび広場) 対象:乳幼児のお子さんを持つ保護者・妊婦の方
 内 容:身体測定・育児保健相談・栄養相談・母乳相談
 公民館東分館は奇数月のみ歯科相談を実施。
 時 間:午後1:30~3:30(保健センターのみ午前9:30~11:00)
 貫井南分館7/3、婦人会館7/12、丸山台7/30、東分館7/17、保健センター7/11、7/25
 予約なし。指定の場所・時間内にお越しください。
 お問合せは小金井市こども家庭センター母子保健係(042-321-6296)へ

★個人栄養相談
 令和6年7月19日(金)13:30~15:30(30分間刻み、要予約)
 ご予約は小金井市健康課(042-321-1240)へ

こども家庭センター母子保健係のある保健センターには、飲み物の販売機は設置しておりません。こちらへお出かけの際は、必ず飲み物をお持ちになってください。(近くにコンビニエンスストアがあります。)
このメールについてのお問い合わせは小金井市こども家庭センター母子保健係(042-321-6296)へ

簡単レシピや小金井市の食に関する情報は、小金井市食育ホームページをご覧ください。
>>詳細はこちら

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