トピックス~先天性風しん症候群(CRS)とは~

【感染症 ひとくち情報 先天性風しん症候群(CRS)について 】

1.先天性風しん症候群(CRS)とは
 先天性風しん症候群とは、風しんに対する免疫がない妊婦が、妊娠初期に風しん に罹患すると風しんウイルスが胎児に感染し出生時に障害を引き起こすことがある 疾患です。
妊婦が罹患した際に症状がみられなくても(不顕性感染)、胎児が先天 性風しん症候群を起こす可能性があります。
 主な症状は、難聴、白内障、先天性心疾患ですが、軽症例では、出生時明らかな臨床症状が無い場合もあります。

2.発生状況
 2013 年に風しんが流行し、2014 年までに都内では 16 件の報告がありました。
2015 年以降発生 報告はありませんでしたが、2019 年 17 週に 1 件の発生報告がありました。

3.対策について
 妊娠中に風しんに感染しないようにすることが大切です。
妊娠中はワクチン接種ができないため、妊娠前にワクチン接種をして抗体をつけること、妊婦のパートナーや職場 の同僚、同居の方もワクチン接種をして風しんにかからないようにすることも重要です。
  特に以下の方は、抗体検査や予防接種をご検討ください。
① 妊娠を予定または希望している女性
② 妊婦の同居者
③ ①の同居者
④ 30 歳代から 50 歳代の男性(抗体価が低い方が 2 割程度存在しているとされています)
※抗体検査・予防接種をご希望の場合は、費用補助を実施している自治体があります。
対象や補助内容は自治体によって異なりますので、詳しくはお住まいの自治体へお問い合わせください。

4.ワクチン接種について
(1)定期予防接種
 ・1歳以上2歳未満(1 期)
  5歳から7歳未満で小学校就学前1年間(2 期)
   :原則的に麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)を1期 2 期の期間において2回接種
 ・1962 年(昭和 37 年)4 月 2 日から 1979 年(昭和 54 年)4 月 1 日までに生まれた男性
   :定期予防接種を受ける機会がなく、抗体保有率が他の世代と比べて低い世代を対象とした時限的な対応(2022 年 3 月 31 日まで)
  ※十分な量の風しん抗体があることがわかり、予防接種を受ける必要がない人は除く
(2)定期予防接種以外
 ・任意接種として麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)、風しんワクチンの接種が可能 かかりつけの医師に相談してください


【東京都感染症情報センターより参照】
(2019年5月8日更新)

戻る
メニュー
HOME 予定 HELP