トピックス~麻しんとは~

2019年05月09日

【感染症 ひとくち情報 麻しんに注意しましょう!】

1 麻しんとは
 麻しんは、麻しんウイルスの感染によって起こる感染症です。
ウイルス 感染後、約 10 日~12 日(最大 21 日)の潜伏期の後、発熱・咳・鼻水など 風邪のような症状を発症し、2~3 日後には 39 度以上の高熱と発しんが出現します。
麻しんは治療法が無く、対症療法が中心となります。
脳炎や肺炎等の重篤な合併症を引き起こす場合もあり注意が必要です。

2 発生状況
 2019 年 1 週から 17 週までの報告数は計 60 件で、過去 4 年間の各年間報告件数より 既に多い報告数となっています。

3 予防について
 麻しんは感染力がきわめて強く空気感染し、1 人の発病者から多くの人 に感染します。有効な予防方法はワクチン接種をして免疫を予め獲得して おくことです。

4.ワクチン接種について
 (1)定期予防接種
  原則的に麻しん・風しん混合ワクチン(MR ワクチン)を1期 2 期の期間において 2 回接種
    1 期:1 歳以上 2 歳未満
    2 期:5 歳から 7 歳未満で小学校就学前 1 年間

 (2)定期予防接種以外
  任意接種として麻しん・風しん混合ワクチン(MR ワクチン)、麻しんワクチンの接種が可能 かかりつけ医とご相談ください。

麻しんが疑われた場合の医療機関受診について
 麻しんが疑われる症状(発熱や咳、鼻水、目の充血、発しん等)がある場合はマスクをつけ、
 事前に医療機関に電話連絡した上で早めに受診してください。
 その際に麻しん患者との接触や渡航歴がある場合にはそのことを医療機関に伝えてください。
 また、登園・登校、出社等は控えてください。


【東京都感染症情報センターより参照】
(2019年5月8日更新)

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